アロンの死
序 シナイの荒野を出発したのは、出エジプト後二年目の第二の月（現在の4～5月）の20日でした（民数記10:11）。カデシュに到着したのは初ぶどうの熟する頃（13:20）、すなわち夏（7～8月）でした。それから40日間の調査隊の派遣があり、その報告の結果、背信的なイスラエルは方向転換を求められ、40年間の荒野時代が始まったのです。荒野におけるイスラエルの生活は、つぶやきと反逆の繰り返しでした。彼らの失
アロンの杖
序 イスラエルの民は不信仰のために、40年間荒野をさまようことになりました。民数記13:26には、人々がカデシュに着き、20:1でもう一度カデシュに戻ったことが書かれています。この期間に不信仰の世代が死にました。 コラ、ダタン、アビラムとオンは、モーセとアロンに反逆しました（16章）。二人は彼らと主の前にひれ伏し、主の裁きを受けようといいました。主はコラとその仲間たちを火で焼き尽くし、コラに属する者と
モーセの執り成し
序 民数記13:1～16には、主はイスラエルの各部族の長たちをカナンの地を探るために派遣したことが書かれています。この時、モーセはホセアをヨシュアと改名しました。ホセアは「救い」、ヨシュアは「主は救い」という意味で、ヨシュアのギリシャ語読みがイエスです。17～24節はモーセの命令と偵察者の行動です。モーセは土地の良し悪しと、その地の住民の状況を調査するように命じました。25～33節は偵察の報告です。
大宣教命令
序 イエス様は金曜日の午後三時に十字架の上で息を引き取られ、日没までに墓に葬られました。ユダヤの暦では、一日は日没から始まりますから、安息日は金曜日の日没から土曜日の日没まででした。 1.主の復活（マタイ28:1～15） 安息日が終わると新しい週の第一日、すなわち日曜日が始まります。その日の明け方にマグダラのマリアと、もう一人のマリアがイエス様の墓を見に行きました。彼女たちが墓に行くと地震が起こり、墓の
ゲツセマネの祈り
序 今日は「棕櫚の日曜日」です。イエス様がロバに乗ってエルサレムに向かうと、群衆は上着や木の枝を道に敷きました。この木の枝は棕櫚の枝であろうと考えられていました（マタイ22:8）。それで、この日は棕櫚の日曜日と呼ばれるようになりました。上着や木の枝を道に敷くのは、主に対する敬意を表す行為でした。この棕櫚は、日本でよく見るヤシ科の「和棕櫚（わじゅろ）」でなく、「なつめ椰子」（ヨハネ12:13，黙示7: