「教会福音讃美歌」
私たちの教会では、礼拝で「新聖歌」を使用しています。私は最近、「教会福音讃美歌」（いのちのことば社）を使い個人で賛美しています。新聖歌と同じ曲でも新しく訳されて新鮮な気持ちで賛美できます。 ドイツの神学者ボンヘッファーの詩（358番）や、ヘルンフート兄弟団の創立者のツィンツェンドルフの詩（396、445番）があります。 また、最近のダーリン・チェックの曲（47番）や若林栄子さんの曲（331番）が入って
「遠藤周作」
神学生の時、山口昇先生より、「福音書」というクラスで、イエス伝の研究史について学びました。学期の終わりに、ブルトマンの「イエス」を読んでレポートを書くように言われました。私は、はじめてブルトマンの本を読み、「イエスが本当に語ったとみなすものは福音書の中に何一つない、イエスの生涯と人格については、何も知ることができない」という説には驚きました。その授業で福音主義に立つ、私たちの聖書観とまったく異なる
「妖精の女王（3）、サー・キャリドア」
2014年「スカポロー・フェア（2）、『妖精の女王』」 2019年「妖精の女王（2）、アーティガル」以来の「妖精の女王」についての記述となります。 作者はイギリスの詩人エドマンド・スペンサー（1552？-1599）です。第6巻は、サー・キャリドアの礼節の物語となっています。礼節の騎士キャリドアは、中傷の怪獣ブレイタント・ビーストを退治するために一人旅に出ます。途中で、美女パストレラを見初めます。盗賊に
「グノーモン4」
久しぶりの雑記帳です。あまりに期間があいたので、いままでの雑記帳とも 違い「です、ます調」で書きます。 2014年に、旧ホーム・ページの雑記帳で、ベンゲルの「グノーモン」に ついて書きました。表題が統一されていないのですが、「ベンゲル」（その人 物について）、「ベンゲル2」（ガラテヤ6章について）、「グノーモン 3」（本来は「ベンゲル3」とすべきでした。）、それで今回はその継続というこ とで「グノーモン4」と
テセウスの船
2020年1月24日（金）夕刊、読売新聞には、テレビドラマ「テセウスの船」について記されていた。原作が漫画とのこと。 過去にタイムスリップし、悲劇を未然に防ごうとする心（しん）と父の佐野との緊張感がたまらないと。 心（しん）の父、佐野は警察官であるが、誤認逮捕される。主人公の心は、殺人事件の謎に立ち向かい、過去を変えようとする。 「テセウスの船」とはパラドックスの一つで、Webで調べたら、ギリシャ神話で