１．聖書
２．創造
３．罪
４．イスラエル
５．イエス・キリスト
６．救い
７．信仰
８．教会
〔質問〕
①聖書は絶対に間違いのない神のことばであり、私たちの生活のただ一つの基準です。
「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。」（Ⅱテモテ3・16）
②聖書は、旧約聖書と新約聖書に分かれていますが一つの本であって、中心はイエス・キリストです。
「それから、イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。（ルカ24・27）
「さて、そこでイエスは言われた。『「わたしがまだあなたがたといっしょにいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。わたしについてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。』」（ルカ24・44）
③聖書に書かれている一番大切な ことは、イエス・キリストによ る人間の救いです。贖い（あがない）とも言います。
①ほんとうの神は、ただひとりです。その神が、すべてのものを造られました。
「初めに、神が天と地を創造した。」（創世記1・1）
②人間は、他の生き物とは違って、神の性質をもって造られました。
「神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」（創世記1・27）
③神がこの世界を造ったとき、すべては、とてもよい状態でした。
「そのようにして神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ。それは非常によかった。こうして夕があり、朝があった。第六日。」（創世記1・31）
①最初の人（アダム）が住むことになったエデンの園には、実のなる木がたくさんあり、中央には、いのちの木、それから善悪の知識の木が生えていました。神は、人に命令して言われました。
「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」（創世記2・16、17）
②ところが、人はその戒め（いましめ）を破ってしまいました。 蛇は妻を誘惑（ゆうわく）し、夫も善悪の知識の木から取った実を食べてしまったからです。
「そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。」（創世記3・6）
③この結果、罪が世界にはいり、死がすべての人に広がりました。罪とは、神にそむく性質のことで、私たちはみな、生まれたときから罪を持っているのです。今の世の中が悪いのは、この罪のためです。
「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、・・・」（ローマ3・23）
「罪から来る報酬は死です。」（ローマ6・23）
神の前では、悪い行ないだけでなく、心の中の悪い考えも同じ罪なのです。
「人から出るもの、これが、人を汚すのです。
内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。」（マルコ7・20〜23）
「肉の行ないは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。」（ガラテヤ5・19〜21）
①神は人間の救いのために一つの民族をお選びになりました。その子孫としてイエス・キリストを世に生まれさせるためでした。 この民族はアブラハム、イサク、ヤコブの子孫で、ヘブル人、またイスラエル人と呼ばれています。ヤコブの名前があとでイスラエルに変わったからです。
②イスラエルに十二人の男の子が生まれ、四番目の息子がユダでした。イエス・キリストの先祖のひとりとなるダビデは、ユダの子孫です。それで、この神の選民はユダヤ人とも呼ばれます。
③旧約聖書は、イスラエル民族について記しています。天地創造の神は、この民に神のことばをゆだね、その歴史をとおして特別にご自身を啓示してこられました。
④神がイスラエルをお選びになったのは、この民族によって全人類が神の祝福を受けるためでした。
「あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。」（創世記28・14）
①イエス・キリストは旧約聖書に預言されていたとおり、アブラハムの子孫、ダビデの子孫としてユダヤのベツレヘムにお生まれになりました。
「アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図。」（マタイの福音書1・1）
②キリストは人として生まれたのですが、三つの点で私たちと違っていました。
第１．神が人となられたお方。
第２．聖霊の働きによって処女から生まれたお方。
第３．罪のない神の御子。
「ことば（神）は人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。」（ヨハネ1・14）
③キリストは、地上の生活において良い働きをしましたが、最後は十字架につけられ殺されました。しかし、それは自分の罪のためではなく、私たちの罪の身代わりとなるためでした。
「キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。」（Ⅰペテロ2・22〜24）
歴史の中には、人間的に立派な人もたくさんいました。しかし、私たちの身代わりとして死んでくださったお方は、イエス・キリストだけです。
④キリストは、三日目に死人の中から復活されました。真（まこと）の神だからです。
福音（ふくいん）とは、よい知らせという意味ですが、その中心は、イエス・キリストの十字架の死とからだの復活です。
「私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に従って三日目によみがえられたこと、また、ケパ（ペテロ）に現われ、それから十二弟子に現われたことです。」（Ⅰコリント15・3〜5）
歴史のなかでどんなに偉大な人も、また聖人と言われる人も、すべて死にました。死から復活し、今も生きておられるお方はイエス・キリストのほかにはありません。
⑤キリストは天に上り、父なる神の右の座—最高の場所—に着かれました。（栄光を受けました）
「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。」（ヘブル12・2）
⑥栄光を受けたキリストは、地上の弟子たちに、天から聖霊を送りました。聖霊は『もうひとりの助け主』、『真理の御霊』とも呼ばれ、信者の中に住んで聖書の真理を教え、またキリストと同じ働きをします。
「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。」（ヨハネ14・16、17）
「ですから、神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受けて、今あなたがたが見聞きしているこの聖霊をお注ぎになったのです。」（使徒2・33）
⑦キリストは、今も私たちのために天で執り成しの働きをしておられます。
「私たちすべてのために、ご自分の御子（イエス）をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。神に選ばれた人々を訴えるのはだれですか。神が義と認めてくださるのです。罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしていてくださるのです。」（ローマ8・32〜34）
⑧キリストは、王の王として、もう一度来られます。これを再臨と言います。
「しかり。わたしはすぐに来る。」（黙示録22・20）
①イエス・キリストを信じる信仰によって罪が赦されます。
「私たちは、この御子のうちにあって、御子の血による贖い、すなわち罪の赦しを受けているのです。これは神の豊かな恵みによることです。」（エペソ1・7）
贖（あがな）いとは、代価（だいか）を払って買い戻すという意味で、イエス・キリストは自分のいのちという代価を払い、罪の奴隷となっていた私たちを神の国に買い戻してくださいました。
②神の子どもとされます。
「しかし、この方（イエス）を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。」（ヨハネ1・12）
③永遠のいのち（神の性質）が与えられます。これを新生とも言います。
「イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」 （ヨハネ3・3）
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」（ヨハネ3・16）
④聖霊—真理の御霊—が与えられ、御霊は私たちをすべての真理に導いてくださいます。
「またあなたがたも、キリストにあって、真理のことば、すなわちあなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことによって、約束の聖霊をもって証印を押されました。」（エペソ1・13）
⑤キリストを信じて死んだ人は、キリストの再臨のときに、朽ちぬ栄光のからだに復活します。
「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりの人を通して来たからです。すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです。しかし、おのおのにその順番があります。まず初穂であるキリスト、次にキリストの再臨のときキリストに属している者です。」（Ⅰコリント15・20〜23）
「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。」（ピリピ3・20、21）
①信仰とは、神様が用意してくださった贈り物を、感謝して受け取ることです。イエス様は、神様からあなたへの贈り物です。
②イエス様は、あなたの心の戸をたたいておられます。あなたのすることは、今、心の戸を開くことだけです。待つ必要はありません。
「見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」（黙示録3・20）
③今、このようにお祈りしませんか。
「イエス様。私の罪の身代わりとして死に、よみがえってくださったことを感謝します。今、私の心の中にお入りください。これからの私の生活を正しく導いてください。アーメン。」
①旧約聖書のイスラエルは、新約聖書の教会の型を表わしています。新約の時代においては、教会が神の民であり、イスラエルです。クリスチャンは、霊的な意味でアブラハムの子孫であり、イスラエル民族は教会の同胞です。
②教会は、イエス・キリストを信じた者の集まりであり、キリストのからだと呼ばれます。教会のかしらはキリストであって、私たちはキリストのからだの各部分です。それぞれが、みな異なる大切な役割を与えられています。
「ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。」（Ⅰコリント12・12、13）
「教会はキリストのからだ・・・。」（エペソ1・23）
③キリストを信じた人は洗礼を受けてから教会の会員になります。洗礼はバプテスマとも言います。これは、大切な信仰の告白です。
「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」（ローマ10・9、10）
③洗礼を受けた人は、教会で聖餐（せいさん）を受けます。聖餐とは、パンと、ぶどう汁のことで、これは私たちの罪のために裂（さ）かれたキリストのからだと、十字架の上で流された血を表わしています。
「また、彼らが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、弟子たちに与えて言われた。『取って食べなさい。これはわたしのからだです。』また杯を取り、感謝をささげて後、こう言って彼らにお与えになった。『みな、この杯から飲みなさい。これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。』」（マタイ26・26〜28）
④クリスチャンにとって、礼拝出席、什一献金、神様のための奉仕は大切な務めです。什一献金とは収入の十分の一を神様に献げることで、これによって、経済的な祝福を受けることも約束されます。
「十分の一をことごとく、宝物倉に携えて来て、わたしの家の食物とせよ。こうしてわたしをためしてみよ。・・万軍の主は仰せられる。・・わたしがあなたがたのために、天の窓を開き、あふれるばかりの祝福をあなたがたに注ぐかどうかをためしてみよ。」（マラキ書3・10）
クリスチャンにも、いろいろな悩みや苦しみはあります。しかし、規則的に聖書を読み、祈り、教会に集まって共に励まし、慰め合う生活を続けるなら、神様がどんなときにも私たちを守り、正しく導いてくださいます。キリストを信じる者には、永遠の希望が与えられているのです。
１．永遠のいのちを受けたいですか？
①はい
②いいえ
③わからない
２．自分にも罪（悪い考え、悪いことば、悪い行ない）があると思いますか？
①はい
②いいえ
③わからない
３．イエス・キリストが自分の罪のために十字架にかけられ、代わりに罰を受けてくださったと信じますか？
①はい
②いいえ
③わからない
４．イエス・キリストは死からよみがえり、今も、そしていつまでも生きておられることを信じますか？
①はい
②いいえ
③わからない
５．イエス・キリストを、自分の救い主として心にお迎えしていますか？
①はい
②今、お迎えします
③いいえ
④わからない
６．洗礼を受けたいと思いますか？
①はい
②いいえ
③わからない
７．これからは、キリストを信じて、神様に喜ばれる生活を送りたいと思いますか？
①はい
②いいえ
③わからない
８．感じたことや、わからないことがあったら書いてください。
メールをください。